不安とメンタル · 知る
CISSP 試験の最中に落ちたと感じること
はい、普通のことです。メンタルに関する評価上位50件の体験談のうち、少なくとも15件が同じことを述べています。試験中は落ちると確信し、結果は合格だった、というものです。この感覚は、どちらの方向についても結果を確かに示すものではありません。終了画面に合否が表示されることはなく、そのために印刷された用紙を手渡されるまで待つ時間が延びます。
はい、普通のことです。それどころか、あらゆる経験の中で最も広く共有されている ものです。CISSP の試験中に落ちると思うことは、何も予測しません。以下の証言は、 2023年8月から2026年6月のあいだに公開された、緊張と自信に関する評価上位50件の 報告から取っています(私たちの方法とその限界)。 これらは一つの体験を述べたものであり、試験の仕組みを述べたものではありません。 仕組みは別のところで扱っています。試験の進み方については 100問から150問の CAT 形式、 結果の算出方法については CISSP の700/1000点:なぜ70% ではないのか をご覧ください。
なぜほぼすべての受験者が落ちると思うのか
これは支配的なパターンです。分析した50件の体験談のうち少なくとも15件が、落ちる という確信と、そのあと退室時に手渡される用紙に印刷された「Congratulations!」を 描いています。
"i sat for the first 80 minutes of the exam thinking (WTF AM I READING) […] i was thinking i want to cry but i cant waste time i have to try."
(最初の80分は、自分は何を読んでいるのだろうと思いながら座っていました。[…] 泣きたいと思いましたが、時間を無駄にはできない、やるしかないと思いました。)
別の受験者は、どの問題も当てずっぽうに感じられ、30問ほど当てずっぽうで答えた あとで、続けるよう自分を説得しなければならなかったと書いています。二人の受験者 は同じことを数字で示しています。一人は自分の解答のおよそ10% にしか確信が持て ず、もう一人は確信の持てた解答が10問を超えなかったとして、「Brain is fried」 (頭が焼き切れた)と付け加えています。
受験者が挙げる原因は知識の不足ではなく、問われ方のずれです。試験は思い出すことでは なく、もっともらしい選択肢のあいだで決めることを求めます。
"It felt like I had studied the wrong exam. […] I know this material. Why does it feel like I don't?"
(違う試験のために勉強していたような感じでした。[…]この内容は分かっている はずです。なぜ分かっていないように感じるのでしょうか。)
その受験者は、内容を「situational, layered, slightly confusing」(状況依存的で、 層になっていて、少し混乱させる)と表現しています。
この感覚から結果は予測できるのか
いいえ。そして答えは、一方の方向についてはとりわけ明確です。この感覚は不合格を 示す信号ではありません。
"I figured I would fail around q42. The exam finally stopped at 148, and if you asked me if I passed or failed, my money would have been on fail… but I passed."
(42問目のあたりで落ちると思いました。試験は結局148問で止まり、合格か不合格 かと聞かれたら、不合格に賭けていたでしょう。でも合格していました。)
別の受験者は最初から最後まで落ちるという印象を持ち、再受験を覚悟していました。 その人は90分を残して125問で合格しています。だからこそ、最も繰り返される励まし はこうなります。
"YOU WILL FEEL LIKE YOU ARE FAILING! It is very important to NOT let this get to you and to keep going strong!"
(あなたは落ちていると感じるはずです。それに引きずられず、力強く進み続ける ことがとても大切です。)
ただし、留保が一つ必要です。これらの体験談は大半が合格した人によって書かれて います。したがって、落ちるという感覚は不合格を予測しませんが、合格を保証する ものでもありません。記録されている不合格は、書き手自身によって特定できる原因に 帰されています。考えすぎと時間であって、感覚ではありません。15年の経験を持つ ある専門家は、二度目の不合格をこうまとめています。問題を読み、正しい答えを選び、 そのあと自分で自分に反論して収拾がつかなくなった、と。
100問目のあと、心理的に何が起きるのか
この形式では、試験は100問目という早い段階で終わることがあります。その終了地点が 何を意味するのかは CISSP が100問で終了:合格か不合格か で扱っています。メンタルの面では、この節目を越えることがきわめて特有の不安の 高まりを生みます。
"my heart was beating when I pressed 'next' after the 100th question. […] I got nervous after every question because I kept thinking this will stop any moment."
(100問目のあとに「次へ」を押したとき、心臓が高鳴っていました。[…] 問題を解くたびに、今にも終わるのではないかと考え続けて緊張しました。)
別の受験者は101問目に達したときにまだ「a little upset」(少し動揺していた)状態 でしたが、そのあと立て直しています。コミュニティの答えは一貫しています。100問を 越えることは判定ではありません。「To those who saw the 101q, don't panic, you still have a chance to pass even seeing 150q」と、150問で合格した受験者が書いて います。両方の場面を経験したコメント投稿者はさらに踏み込みます。「After failing at 150 and passing at 100, I am more impressed by passing at 150. […] A fight you won, champ.」
最も役に立つとして引用される捉え直しは、すでに2023年に定式化されたもので、解釈を 逆転させます。「the system wants you to pass and is giving you more chances […] More questions = there's still a chance to pass!」(システムはあなたに合格して ほしいと考えていて、追加の機会を与えている。問題が増えるということは、まだ合格の 可能性があるということです。)
試験の途中でパニックが起きたらどうするか
受験者は、試験室の中で使った技法を報告しています。得点を上げる方法ではなく、 自分のリズムを取り戻す方法です。
意識的な呼吸は四つの体験談に現れ、二つの形を取っています。10問ごとの4-7-8の サイクルで、一拍ごとに一語を当てるもの(「clarity」「confidence」「noise out」) と、4-4-4-4のボックス呼吸で、その書き手は自分にこう語りかけていました。 「Get your heart rate down, and get back to clicking answers.」
試験の途中で席を立つことは五つの体験談で挙げられています。100問目でのトイレ休憩 は「a huge difference」(大きな違い)を生んだといい、75問目あたりでの中断には 「A brand new test just started right now」という位置づけ直しの言葉が伴い、 また、繰り返し中断したあとに問題がはっきり見えるようになったという例もあります。
二つの体験談は、試験中のパニック発作が、それを語る人たちにとって失格を意味しな かったことを示しています。
"Nervous as heck, took a break halfway through to calm down from a panic attack, then went back and nailed it."
(ひどく緊張していて、途中で休憩を取ってパニック発作を落ち着かせ、そのあと 戻ってやり切りました。)
二人目は75問目あたりで、自分に「ゼロから始める」ことを課しました。数秒間目を 閉じて呼吸することで、速度が落ち、自分のペースに意識が戻ったといいます。
ほかに二つの実践が繰り返し現れます。一つは書くことによる位置づけで、開始時に 消せるノートボードにいくつかの目印を書き留めるものです。使うためではなく、緊張を ほぐすためです。もう一つは自分への声かけで、六つの体験談に出てきます。判断の ための指針(人命を守る、事業を継続させる、経済的に妥当な範囲にとどめる)から、 「How would Andrew answer this?」という、自分の講座の著者を思い浮かべる問いまで あります。
これに対応する歯止めは、そっけない指示として繰り返されています。「Go with your gut. Do not second guess yourself. […] do not fight the test.」もう一方の端では、 この50件の体験談の中で原因が明示されている数少ない不合格の一つが、時間切れです。 117問で終わったという例です。試験前の緊張 もあわせてご覧ください。
なぜ結果は画面に表示されないのか
ISC2 の伝え方がそうなっていないからです。「ISC2 exams never give you a pass or fail on the screen」と、あるコメント投稿者が指摘しています。合否は、退室の際に 試験官が対面で手渡す書面に記されています。この不在は、受験者がまさに知ることを 期待していた瞬間に、驚きとして訪れます。
"Then the end screen did not tell me whether I passed or failed. My heart was running a mile a minute."
(そして終了画面は、合格したのか不合格だったのかを教えてくれませんでした。 心臓が猛烈な速さで打っていました。)
画面が何も言わないと事前に知っておくことで、その沈黙を悪い兆候として読み取らずに すみます。何人もの受験者が、そう読み取ってしまったと述べています。
最後のクリックのあとの待ち時間にどう向き合うか
体験談は、試験そのものの不安とは別の、試験後の不安を描いています。「The post-exam anxiety is real […] Stiff drink (or 2) after.」報告されている対処法は、 印刷された用紙をすぐに読むのではなく、いつ読むかを選ぶことに集約されます。 エレベーターの中、車の中、あるいはもっとあとで。
"until I got home and made a nice cup of coffee. That way, I figured, pass or fail, I'd end on a high note."
(家に着いて、おいしいコーヒーを淹れるまで待ちました。そうすれば、合格でも 不合格でも、気分のいいところで終われると思ったからです。)
その書面も、一度で頭に入るわけではありません。合格したある受験者は、信じられる ようになるまで「Congratulations!」を何度も読み返さなければならなかったといいます。
そのあとの時間は、合否の判定で終わりません。消耗は体験談の中ではっきり述べられて おり、合格した受験者の何人かは回復の必要を語っています。ある人は「mentally taxed」 (精神的に消耗している)と感じるため、1年ほどはいっさい資格を取らないつもりだと 書いています。自分は場違いだという感覚のほうは、合格から数週間続くことがあります。 待ち時間が、長く続く睡眠の問題や収まらない苦痛に変わるようであれば、それは試験 の技術ではなく、医療の専門家が扱う領域です。
よくある質問
CISSP の試験中に落ちると感じるのは普通のことですか。
はい、まったく普通のことです。最も多く語られる経験であり、分析した50件の体験談のうち少なくとも15件がそれを述べています。1時間以上を残して100問で終わった受験者も含まれます。
落ちるという感覚から結果は予測できますか。
いいえ、どちらの方向についても予測できません。ある受験者は42問目から落ちると確信していたと書いていますが、148問で合格しています。逆に、不合格は書き手自身によって考えすぎと時間配分に帰されており、感覚には帰されていません。
試験の途中でパニックが起きたらどうすればよいですか。
呼吸を整える、休憩を取る、自分に言い聞かせる。報告されている実践は、意識的な呼吸、試験の途中で席を立つこと、そして自分への声かけです。ある受験者は、休憩をはさんで対処したパニック発作について書き、その後に戻って合格しています。
CISSP の結果は画面に表示されますか。
いいえ。「ISC2 exams never give you a pass or fail on the screen」と、あるコメント投稿者が指摘しています。合否は、退室の際に試験官が対面で手渡す書面に記されています。
試験のあと、緊張はどのくらい続きますか。
大部分は、印刷された用紙を読むまでです。受験者はそれに加えて、試験直後のはっきりした消耗や、合格から数週間続くこともある自分は場違いだという感覚についても述べています。
この情報はどこから来ているのか
本記事は、過去3年間(2023年7月24日から2026年7月24日まで)に公開された数千人の受験者の報告をもとに、テーマごとに整理したものです。引用した箇所は匿名化しています。 方法論の詳細.
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